2010年06月11日

これからの医療保険

保険会社の新商品勉強会に出席しました。 商品は、医療保険関連です。

最近は、持病があっても条件が整えば加入でき、しかも一頃のように驚くような保険料ではなく、リーズナブルな保険料になって登場した新しい医療保険もあります。
また、高度先進医療を前面に打ち出した医療保険など、少しづつ内容に変化が出てきております。

なんといっても一番怖いのは『がん』じゃないでしょうか!?
「がん」になる人は、2人に1人、「がん」で死亡する人は、3人に1人だそうです。
あー、いやだ!いやだ! 聞いてるだけで気分が悪くなります。

でも、医療の進歩で「がん」は、完治も望める病気になってきたそうです。
しかも、がん治療入院日数は年々短くなって、通院治療というスタイルが定着しているとのこと。
そうなると、「医療保険」や「がん保険」も変わらざるおえませんね。

がんになった後も今までと変わらない生活を送りたい!
これに応えられる保険がこれから続々登場するのではないでしょうか。
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2009年03月14日

既往症の方の医療保険の加入

50代の女性から緩和型の医療保険のお問い合わせがありました。
事情を聞くと高血圧を抑える投薬を受けているとのこと。
しかし、そういう場合でも補足告知をして保険会社が認めれば一般と同じ条件で保険契約が可能ですよとお伝えしました。
今後長く支払っていく保険料の負担や補償内容を考えると通常に保険契約ができることが望ましいと思います。
その方は、思い切ってダメ元で補足告知の手続きをされました。
結果、通常の保険契約が認められました。
ちょっと面倒だな! ダメだったら…!とか、不安はあると思いますが、既往症があっても内容によっては通常に保険契約ができる可能性があります。
最初からあきらめず、勇気を持って補足告知をしてみることを提案いたします。
ちょっとの勇気を持ちましょう!
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2009年02月21日

先進医療とは

先進医療とは、どういうものですか? という質問をよく受けます。

現在の医療保険制度では治療の中に一部でも保険がきかない手術や検査などが混じるとその部分だけでなく、検査から入院などを含めたすべての治療が健康保険の適用外になってしまいます。
そのため患者さんの負担が重くなりますので、厚生労働省はこれらの手術や検査法を
先進医療』と認定し、全国の大学病院の中で実施が可能な病院を認定しました。
『先進医療』は、例外的に健康保険治療と健康保険外治療を併用する混合治療です。
厚生労働省では、今後一般病院にも拡大していく予定だそうです。

混合治療とは…
現在の日本の健康保険制度(国民皆保険制度)では、健康保険でみることができる診療(薬や材料も含みます)の範囲を限定しています。
混合診療とは、健康保険の範囲内の分は健康保険で賄い、範囲外の分を患者さん自身が費用を支払うことで、費用が混合することを言います。
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2009年01月25日

高額療養費還付制度

そろそろ確定申告の時期となりました。
私は、昨年、インプラントの手術を受けたため、医療費が10万円超えていましたので、早速、20年度の確定申告書を作成し、税務署の窓口に提出してきました。

よく、医療費控除 と 高額療養費還付の違いを聞かれる事があります。

高額療養費 とは・・・
同じ病院や診療所で支払った1ヶ月の医療費の自己負担が一定額を超えたとき、健康保険(または国民保険)に申請すると、その超えた分が高額療養費として支給されます。
医療費 とは・・・
保険診療でかかった費用の総額(10割)のことで、この内、病院の窓口で支払う金額(医療費3割)を一部負担金といいます。

高額療養費還付制度 では、高額療養費の自己負担限度額について、70歳以上と70歳未満、及びその人の収入による所得区分が設けられております。
医療費を受けている人の1人あたり、同月で同じ医療機関に入院・通院した場合の一部負担金の自己限度額です。

【70歳未満の方の自己負担額上限の計算(月額)】
上位所得者(標準報酬月額53万円以上・自営業者…基礎控除後の総所得金額600万超)
  150,000円+(医療費−500,000円)×1%
一般
  80,100円+(医療費−267,000円)×1%
住民税非課税者
  35,400円(定額)

【計算例(70歳未満)】
所得区分…一般/医療費…100万円/病院窓口で…30万円支払(3割負担)
負担額の計算…80,100円+(100万円−267,000円)×1%=87,430円
窓口で支払った金額30万円から、この額を超えた分が払い戻されます。
還付金の額…300,000円−87,430円=212,570円 です。
posted by Chieko at 13:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 医療

2007年06月03日

ストレス危険信号

最近では、ストレスの影響で身体の免疫力が低下し、病気にかかりやすくなることがわかっています。
ストレスからくる身体の変化は、日頃からとくに弱い部分にあらわれることが多いようです。
次にあげる変化に注意し、ストレスの危険信号を見逃さないようにしましょう。
出勤困難症
 会社に行きたくなくて頭痛や腹痛を起す。
過敏性腸症候群
 通勤中に腹痛や下痢を起す。
テクノ不安症
 コンピューターが苦手で、動悸やめまいが起こる。
睡眠障害
 眠れない不安からさらに眠れなくなる。
アルコール依存症
 緊張や不安から逃れるためにお酒が手放せなくなる。
スーパーウーマン症候群
 仕事と家事を完璧に行おうと頑張り過ぎる。
ワーカーホリック
 仕事中毒な人が、身体の限界まで仕事に励んでしまう。
ゆっくり入浴したりアロマセラピーや心地よい音楽鑑賞など
自分なりのリラックス方法を見つけましょう
exclamation
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2007年02月24日

高額療養費還付までの立替は!

高額治療を受け、療養費の還付制度により一定額が戻ってくるとしても、立替が大変だと思います。
還付されるまで数ヶ月かかる場合もあります。

多くの自治体で、無利子の貸付制度があります。
支払が困難で、国民健康保険や組合健保など保険者から融資を受けられない場合を対象に、高額療養費支給対象額の範囲内で貸付ける制度があります。
ほとんどの市町村が実施していますが、社会福祉協議会などが実施していることも多いようです。
※組合健保の場合、健保組合の事前承認が必要です。また、は独自の制度を置くところもあります。

★2007年4月に向けて、入院した場合の高額療養費の現物給付化の動きがあります。
つまり、医療機関窓口での支払が自己負担限度額までで済むようになることです。
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2007年02月17日

先進医療について

健康保険法等の一部改正に伴い、平成18年10月1日から従前の「高度先進医療」と「先進医療」が一元化され「先進医療」となりました。
10月1日現在で「先進医療」は110種類です。内18種類が「時限的先進医療」と位置付けされ、「平成20年3月末までに継続すべきか削除すべきかを判断される」 ことになります。

平成18年7月31日に新たに「先進医療」に認定された“内視鏡下小切開泌尿器腫瘍手術”をご紹介します。
内視鏡下小切開泌尿器腫瘍手術 (実施医療機関:東京医科歯科大学付属病院)
◇どのような手術?
臓器がようやく取り出せるだけの小さな一つの傷で行う手術です。
腎や前立腺などの摘出手術では、通常5?p前後(指2〜3本幅程度)の小さな傷が一つ残るだけです。安全で、身体への負担が極軽い。
腹腔鏡手術との大きな違いは、
体内へのガスの注入による合併症(静脈血栓や肺梗塞など)を回避できる。
腸を包んでいる腹腔内を傷つけず、術後の腸閉塞などを回避できる。
腹腔鏡のようにいくつかの傷を創る必要はなく、臓器が取り出せる一つ傷だけで済むことです。
◇どのような病気が対象?
前立腺がん、腎がん、副腎腫瘍、膀胱がん、腎孟尿管がん など。
◇手術後の様子は?
腎摘除や副腎摘除では、殆どの患者が・・・
手術翌日から100m以上歩くことができる。
翌日から食事ができる。
痛み止めは手術後2〜3日間使用するのみ。
手術後3日前後で退院できる状態になる。
◇費用は?
先進医療技術料の自己負担は、64,300円です。
posted by Chieko at 17:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 医療

2007年02月13日

健保として認められている放射線治療例

「ガンマナイフ」とは、開頭手術をすることなく脳内病変の治療をするもので、201本のガンマ線のビームを虫めがねの焦点のように一点に集中させることにより、脳内病変のみに高エネルギー照射治療が行えるようになっています。
健保の診療報酬点数は50,000点、つまり費用は50万円です。
通常患者は、この30%の15万円を負担しますが、あくまでも放射線治療としてで、のこ他に入院基本料、検査料等が加算されます。
また、他に「直線加速器による定位放射線治療」と呼ばれるものは63万円・・・などがあります。
いずれも入院期間は大変短く、状況にもよりますが数日で退院するケースが多いようです。
高額療養費の還付があったとしても、短期間の入院の割に費用がかさみます。
posted by Chieko at 18:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 医療

2007年02月10日

高度先進医療によって変わる治療法

例えば、陽子線、重粒子線治療の場合
身体にメスを入れない、副作用の少ない治療が可能です!
●陽子線、重粒子線治療による、1年後の腫瘍の消滅または再発無しの割合は
*前立腺   ・・・100%
*肝臓    ・・・ 95%
*頭けい骨  ・・・ 80%
*肺     ・・・ 75%
(放射線医学総合研究所560人の治療データによる。)
●手術に比べ、全身に与える影響が少ない為
◎高齢者の治療が可能!
◎社会復帰が早い!
但し
陽子線治療の建設費で70〜80億円
重粒子線治療の建設費で300億円
その為に
健康保険での3割自己負担以外の費用が何と
288万3000円!!かかります。
(国立がんセンター東病棟)
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2007年02月02日

高額療養費の自己負担額

2006年10月の改正健康保険法では、高額療養費の自己負担額も引き上げられています。
また、70歳以上に対する一部自己負担割合の引き上げが行われ、更に新たな改定が予想されています。
高額療養費の自己負担限度額(70歳未満)2006年10月〜
【一般】   80,100円+(医療費-267,000円)×1%
【上位所得者(月収56万円以上)】 
       150,000円+(医療費-500,000円)×1%
例えば…胃がんで30日入院、医療費150万円の場合で試算すると。
【一般】…92,430円  【上位所得者(月収56万円以上)】…160,000円 

70歳以上一部自己負担割合
【一般】 2006年10月〜 1割負担
     2007年4月〜 (70歳〜74歳・・・2割負担) (75歳以上・・・1割負担)
【上位所得者】
     2006年10月〜 (夫婦620万円/単身480万円・・・3割負担)
     2007年 4月〜 (夫婦520万円/単身380万円・・・3割負担)

ますます増える医療費の「自己負担額」!
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2007年01月27日

入院日数の推移!

11月30日、厚生労働省から発表された平成17年の平均入院日数は、ついに20日をきりました。
平成8年…32.8日、平成15年…20.7日、平成16年…20.2日、平成17年…19.8日。
この10年で13日間減っております。
国の医療構造改革でも医療費削減のために、入院日数を短くするという政策目標が明示されていますので、今後も減り続けることは明らかです。

都道府県別の入院日数をみますと・・・
最も短いのが静岡県…17.4日、最も長いのが和歌山県…23.3日です。
鳥取県…22.4日、岡山県…22.1日、山口県…21.6日、広島県…20.7日、島根県…20.0日です。

主要都市では最も短いのは、長野市…15.5日です。
広島市…18.8日、福山市…19.8日、岡山市…20.5日、下関市…21.0日です。

欧米のデータをみますと・・・
ドイツ…12.0日(1998年)、フランス…10.8日(1997年)、イギリス…9.8日(1996年)、アメリカ…7.5日(1996年)です。

入院日数が短くなるのに反して治療費は年々あがっており、健康保険がきかない先進治療、差額ベッド代など患者の負担は増える一方です。
posted by Chieko at 18:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 医療

2007年01月11日

「小線源療法」をご存知ですか?

生活習慣の変化により日本人男性の前立腺がんが増加しています。
もし、前立腺がんに罹患してしまった場合、どのような治療法を選択されますか?
選択肢は他にもありますが、下記のような治療法の選択をしてみました。

【入院日数・身体への負担・後遺症】で比較した場合。
@外科手術…入院日数30日
A腹腔鏡下手術…入院日数10日
B小線源療法…入院日数4日

誰でも「なるべく痛くなくて、なるべく早く社会復帰できる。」処置法を選択するのは同じだと思います。従って、可能であれば「小線源療法」を選択されることになるでしょう。
しかし、一般的に「小線源療法」をご存知の方は、余りいらっしゃらないと思います。
セカンドオピニオンアレンジサービスが付帯されている医療保険があります。
このような時に役立ちますので、ご契約の医療保険を確認しましょう。
因みに「小線源療法」は健保適応です。
掛かる費用は、3泊4日の入院で約16万円(差額ベッド代込み/東京医療センターの場合)!
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2007年01月05日

平均入院日数の最近Data

平成18年11月30日に厚生労働省から発表された前年の平均入院日数は、19.8日でした。
(数値は一般病床における日数。よくいう36日前後という数値は、精神病床と療養病床が含まれており、実態の動きを知るには一般病床で比較する必要があります。)
国の「医療構造改革」でも、医療費削減のために入院日数を短くするという政策目標が明示されていますので、今後も減りつづけることは明らかです。
早く退院できると、日額補償の医療保険だけでは足りない!
入院日数に左右されない「実費補償型」の医療保険が、今後ますます重要になります。
posted by Chieko at 19:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 医療