損害保険の保険料率は、保険金に充当する純保険料部分と会社を運営するための付加保険料部分で構成されています。
このうち純保険料部分を『参考純率』と言います。
『参考純率』は収入と支出が等しくなるように算出されているため、不均衡が見込まれる場合、水準を見直すことが必要になります。
損害保険料率算出機構が2009年7月に『参考純率』の改定認可を得たことを受け、原則、保険会社各社は認可取得日から1年以内(2010年7月)に料率改定を行う必要があります。
今回の改定ポイントは、料率水準の変更…全体で5.7%アップとなっています。
今回の水準改定は、平成19年度までの保険実績統計を用いた自動車保険の収支予測に基づいています。対人賠償保険・搭乗者傷害保険を中心に、保険成績の悪化が続いており、今後の収支を図るためのものです。
参考純率改定に伴う料率・制度の改定があります。
● 運転者年齢条件区分の変更
● ノンフリート等級係数間較差の見直し
● 記名被保険者年令別料率の導入 等々
改定実施日が7月からのところもあれば、10月からのところもありますが、『参考純率』の改定は全社共通の改定のため、各保険会社の改定においても実質的な料率アップが想定されます。
2010年06月18日
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