2007年02月16日

個人情報漏洩事故による過去最高額の判決!

平成14年5月、エステティックサロン会社はホームページ上でアンケートを行ったが、ホームページのセキュリティ設定ミスにより、その回答者約5万人の情報がホームページ上で閲覧できる状態になっていた。これに気付いた人がインターネット掲示板で情報漏洩について書き込みを行ったことで事件が発覚。その後、被害弁護団が立ち上がり、個人情報漏洩により精神的苦痛を被ったとして、男女10人が1,150万円(一人当たり115万円)の損害賠償を求め(その後4名が原告に加わり最終的には14名)、東京地裁に提訴した。
平成19年2月8日に1人当たり22,000円〜35,000円の賠償金を支払うように判決が出ました。
【判決の概要】
裁判長は「情報保護のために安全対策を講じる法的義務を怠り、プライバシーを侵害した」として、1人当たり22,000円〜35,000円を支払うように命じ、個人情報漏洩事故による1人当たりの賠償金としては過去最高額の判決となりました。
判決理由では、
●エステコートの種類などは、氏名、住所などの基本情報と比較して、秘匿の必要性は高い。
●ファイル交換ソフトなどで情報が流布し、完全な回収は困難。原告達の不安は大きく精神的苦痛は軽視できない。
と指摘し、迷惑メールなどの2次被害を受けた13人に対しては35,000円(慰謝料30,000円、弁護士費用5,000円)、残る1人に対しては22,000円(慰謝料17,000円、弁護士費用5,000円)を認容しました。
posted by Chieko at 20:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 業務過誤
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